交響詩篇エウレカセブンとアメコミ・アメトイのブログ。リンク・コメントTBフリー。 コンテンツの無断転載禁止。

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今月の本vol.10 第三期
2007年10月31日 (水) | 編集 |
1.GOTH 夜の章・僕の章


 何故か時折やってくる乙一ブーム。今回は前々から気になっていたGOTHを購入してみました。かなり頭のネジが飛んだ少年が主人公の連作短編シリーズです。乙一の悪趣味な面が前面に押し出されていて、結構えぐい話が展開。かなり好みが分かれるかも。
 あと、叙述トリックが多用されるので、その方面が苦手な方にもおススメ出来ませんねぇ。ちょっと使いすぎじゃない?ってくらい短編一つごとに叙述トリックが使われてますから。
 そんなわけで人を選びますが、ツボにはまる人ははまるはず。サクサク読めてしまうのも魅力の一つです。

2.ばいばい、アース


 過去に単行本として発売されたものを文庫化。マルドゥック以前の作品なので荒削りなところもありますが、読んでいく内に独特の世界観に魅了されていきます。マルドゥックのバロットにも通じるところのある主人公を見ていると冲方作品のルーツが見えてきて、それもまた面白い。
 続刊が楽しみです(といっても、既に二巻が発売されてるんですけど)

3.遠まわりする雛


 古典部シリーズ第四弾。買ったはいいけど、第三弾を読んでないんですよねぇ。まあ、古典部シリーズはそれほど各エピソードごとの関係が密ではないので、連続して読む必要もないのですが。
 本作は短編集で、過去に他の媒体で発表されたものばかりなので、そういった意味での新鮮味はないかも。書き下ろしはタイトルにもなっている「遠まわりする雛」のみ。個人的に面白いと感じたのも、「遠まわりする雛」くらいかなぁ。どうにも古典部シリーズとは波長が合わないみたいです。

4.神様のパズル


 面白くなりそうな題材を扱っているのに、膨らまずにしぼんでしまったという印象しかない作品。正直、読むだけ無駄かも。
# | 2007/10/31 16:29 | 今月の本 | Comment (0) Trackback (0) |
 
 
 
 
今月の本vol.9 第三期
2007年09月28日 (金) | 編集 |
1.ぼくらの ~alternative~ 3


 ぼくらの、のライトノベル第三弾。かなりのハイペースで刊行されてます。本シリーズの目玉名原作の近似値の世界を舞台にしたストーリー。原作では嫌な奴だったキャラクターが一人の人間として成長したり、逆に原作で見せ場を作ったキャラクターが凄まじく嫌な奴になっていたりと、原作を知っているほど面白い改変があちらこちらに。
 今回は小説版ではパイロットに選ばれていないダイチが意外な形で登場。近似値の世界同士のバトルロイヤルという設定を逆手に取った展開はお見事としか。また、アニメ版を視聴しながら描いているのか、アニメ版でも見られたシーンがそのまま出てきます。ただし、アニメ版と決定的に違うのは、アニメが大した意味もなく挿入したそのシーンを小説版では見事に感動へと昇華させている点。
 原作ファン、そしてアニメ版のアンチにおススメの一品です。

2.カラフル


 初森絵都。魂のホームステイという設定が光る作品。様々な色を見せる登場人物たちが織り成す醜くて美しい普通のストーリーが魅力的。普通ゆえに感情移入も非常にしやすく、キャラクターたちも「いるなぁ、こんな奴」という連中ばかり。人を共感させるのが上手い作家さんなのかなというのが、カラフルを読んだ感想。他の作品も読んでみたいと思わせてくれる一品でした。l

3.王様は裸だといった子供はその後どうなったのか


 タイトルに惹かれて購入した新書。様々な童話をモチーフにした「if」の物語を通して、社会を風刺していくという体裁を取っています。全体的に重苦しさはまったくなく、面白い(そして時にはくだらない)話をベラベラと喋り倒している印象。
 故に多少の問題提起はあるけれど、肩が凝ることなく読めちゃいます。

4.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人


 ハリポタ四作目の携帯版。これにてハリポタ原作コンプリート。んまあ、分厚いこと。この辺りからボリュームが増していったんですよねぇ。

5.私、おバカですが、何か?―偏差値40のかしこい生き方


 おバカな著者の仰天人生をゲラゲラと笑う本。スナック菓子感覚でサクサク読むのが多分、正しい読み方。それだけに、後半のAO入試対策編は個人的に蛇足でした。もっとおバカエピソードを満載するか、薄くして値段を落として欲しかったかなー。

 今月はこんなところ。戦果はそこそこかな。
# | 2007/09/28 22:46 | 今月の本 | Comment (0) Trackback (0) |
 
 
 
 
今月の本vol.8 第三期
2007年08月31日 (金) | 編集 |
1.文学少女と慟哭の巡礼者


 学少女最新刊にして、最高傑作。心葉、武田千愛といったキャラクターのドラマがメインとなる今回は、今まで以上に人間の醜さが描かれます。読者は登場人物と共に抑圧され、翻弄されることに。しかし、そこは文学少女。毎度のごとく、ラストで文学少女こと遠子先輩が混沌とした物語に光をもたらしてくれます。
 その明暗のコントラストの何と見事なことか。シリーズ第一巻から読み続けてきた読者だけが味わえる感動を見せてくれます。

 文学少女というと、すぐにツンデレヒロイン七瀬が話題に上がりがちなのですが、真の魅力はそこにはありません。(もちろん、目を惹く一要因ではありますけど)文学少女の魅力は、その構成の巧さにあります。シリーズごとに登場する様々な男女。その男女の関係はすべて、心葉と美羽という二人の男女の対比になっているのです。鏡合わせの関係になっているとでもいいましょうか。このことは慟哭の巡礼者内でも間接的にではありますが、触れられます。
 この二人の鏡合わせとして様々なキャラクターを配置したことが、慟哭の巡礼者で非常に効果的に生きてきます。メインキャラクターのドラマとサブキャラクターのドラマが同じ方向を向いているために、まったく違和感なくすべてのエピソードがラストに向けて収束していくのです。その鮮やかな手腕には、もう唸るしかありません。野村美月の真骨頂、ここにありです。

 残すところ、あと一巻。如何なる物語が描かれるのか、今から楽しみで仕方ありません。尚、本書を読む前に「文学少女の今日のおやつ」を読んでおくと、より一層楽しめること間違いなしです。

2.グラスホッパー


 初伊坂作品。三人の殺し屋と一人の一般人が織り成すフィルムノワール風の小説です。明確なオチがなく、爽快感とも無縁なのですが、全編に漂う独特な雰囲気がたまりません。殺し屋たちの心情が個性的なんですよね。
 達者な文章もグッド。文章が上手い人は、それだけで楽しませてくれます。
 サンデーで伊坂原作の漫画(魔王)が連載されていて、それが面白かったものだから手を出してみる……っつう、何とも軽い理由から手にとってみたわけですが、意外な掘り出し物でした。漫画が一層楽しくなりましたしね。サンデーでは他に「ダレン・シャン」・「DIVE」と小説原作の漫画が連載されていますが、「魔王」と「DIVE」は概ね成功と言っていいんじゃないかな。どちらも原作者の作品に興味を持たせるような魅力を秘めた仕上がりになってます。

3.氷菓・愚者のエンドロール


 米澤穂信のデビュー作である氷菓と、その続編・愚者のエンドロール。個性的なキャラクターは魅力的なのですが、肝心のミステリー部分がイマイチ。謎解きが謎解きになってないというか。一瞬で主人公が結論に辿り着いてしまうんですね。読者、完璧に置いてけぼり(笑)
 逆に、ドラマの部分は今と変わらぬ面白さがあります。今更だけど、この人はミステリー色を入れない方が面白いのかもしれない(ぇ
 一度、ミステリーなしの作品を見てみたいです。

5.ハリー・ポッターと秘密の部屋(携帯版)


 積んだまま読んでいなかったので。映画の副読本といいますか、映画では描ききれない部分を補完するにはいいかなといった印象。
# | 2007/08/31 22:11 | 今月の本 | Comment (0) Trackback (1) |
 
 
 
 
今月の本vol.7 第三期
2007年07月30日 (月) | 編集 |
1.しゃばけシリーズ

 今更ながらに、しゃばけシリーズを読み始めました。いや、文庫になっていることを知らなかったのですよ。まさか三巻まで発行されているとは。そんな訳で、一気に三巻まで購入。これ三冊でフツーのハードカバーくらいの値段です。文庫万歳。
 内容は主人公である若旦那と妖怪、町人たちが織り成すドラマ。形は極めてオーソドックスでありながら、愛嬌のある妖怪たちが小説を色鮮やかに彩っております。内容は、女性向けかな。最近は小説も女性が火をつけるパターンが多いですねぇ。
 ただ、この「しゃばけ」の上手いところは、いわゆる腐女子向けの要素がコメディ要素に直結しているところ。そーいうシーンが出てきても面白おかしく読めてしまうんですね。男性が読んでも十分面白いかと。
 ……少々色気が足りないのは事実ですけどね^^;

 ちなみに第一巻の「しゃばけ」はそこそこの面白さ。面白くなるのは世界観が広がりを見せる第二巻からです。購入する際は一巻と二巻をセットにして買った方がいいかも。

4.ぼくらの alternative2

 くわしくはこちらの記事を。
 とりあえず、三巻では句点の打ち忘れ・打ち間違いという基本中の基本くらいはクリアーして欲しいところ。何度も言いますが、編集と校正はもっと仕事をするべき。

5.狐火ノ杜―居眠り磐音江戸双紙

 そろそろ倦怠感が出てきたかも^^;展開がちっとワンパターンなのですよね。
# | 2007/07/30 23:24 | 今月の本 | Comment (0) Trackback (0) |
 
 
 
 
今月の本vol.6 第三期
2007年06月30日 (土) | 編集 |
1.スタンドバイミー

 かなり前に買ったきり放置していたスタンドバイミーの原作本。原作者は言わずもがな、ホラーの帝王スティーブン・キングです。Marvelコミックスでコミック化された「ダークタワー」の原作を読んでみようと思って、その取っ掛かりとして選んだ記憶が……(笑)
 出版されたのが十数年前なのですが、翻訳自体には古臭さを感じませんでした。スタンドバイミーの瑞々しさと、その裏に潜む人生の残酷さは存分に味わえます。恐怖の四季・夏の不気味な怖さもいい。ただ、ちいと文字が詰まりすぎていて、読みにくさは否めず。なかなか読む気になりませんでした^^;
 ただ、面白さは折り紙つき。多少は色あせている部分はありますが名作には変わりないので、手に取ってみるのもアリかと。

2.居眠り磐音 雨降ノ山

 磐音の第六弾。現行シリーズに追いつくまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
 主人公・磐音の周囲が一段落し、彼の周囲のキャラクターの人生が徐々に描かれ始めていきます。

3.Gボーイズ冬戦争\r

 買うつもりも読むつもりもなかったのですが、家にあったので。キャラクターものとしては面白いけど、小説としても面白みは安定期に入ってしまって、新鮮味はないかなと。石田衣良の読み心地のいい文章で引っ張っている印象。

4.オオカミさんと七人の仲間たち

 今月唯一のライトノベル。童話をモチーフにした学園小説。御伽銀行やヒロイン(主人公?)のオオカミさんなど魅力的な要素がギッシリ。ギッシリ詰まっているのですが……文章で躓いてしまうという^^;「むかーし、むかーし、あるところに」で始まる物語の文体をパロっているので、語り手の個性が前面に出すぎてしまっているんですよね。合う人は合うし、合わない人は合わない。お笑いのツボの違う人の冗談に付き合わされているって感じかなー。あと、シリーズ化を前提にした出し惜しみが勿体無い。オオカミさんの過去が明示されないために、ラストのドラマの盛り上がりが今一歩なのですよねー。
 う〜む、残念。

ランク外
村上かるた うさぎおいしーフランス人

 またまた家に転がっていたので読んだ本第二弾。村上春樹のネームバリューがなければ見向きもされないであろう駄作です。レビューも春樹ファンばかり。村上春樹というフィルターをなくして読むと、とてつもなくお寒い。

 今月はハズレばかりでした。テンション下がるわー。来月は面白い本を意識的に探して読むことにします……
# | 2007/06/30 19:00 | 今月の本 | Comment (0) Trackback (0) |
 
 
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