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クリスマスイブ、教会からの支給で飢えを凌ぐホームレス三人組ギン・ハナ・ミユキ。彼らに送られたクリスマスプレゼントは、一人の赤ん坊だった。
ということで今敏監督の東京ゴッドファーザーズを鑑賞しました。例によってWOWOWで放送していたものを録画したものです。 ストーリーは拾った赤ん坊――キヨコを親の元へ返すまでの物語。神に愛されている子、キヨコが呼び込む?様々な偶然で物語が展開していくのですが、これがよく出来ている。ホームレス三人が抱えるそれぞれの事情がキヨコを鍵として浮き彫りになり、尚且つ、変化していく過程が丁寧です。物語のすべてが偶然によって繋がっているので拒絶反応を起こす人もいそうですが、偶然によるご都合主義を忘れさせるほど脚本と演出が凄い。 更に心憎いのは、物語に決着をつけないこと。父を刺してホームレスとなったミユキが父と再会し、大きな病気を抱えているであろうハナにはミユキとギンが去った後の孤独が待ちうけ、ギンには再会した子供との家族再生が待っている。でも、その後彼らがどうなったのかは一切語られません。(最後の大きな伏線として宝くじがあるので想像できますが)この物語は三人のホームレスが再生への足がかりを得るまでの物語であって、再生する物語ではない。この先の物語はキレる世代の私達や、存在感のない今の大人たちが紡ぐべきだということでしょう。私はそう解釈しました。ホントにもう、お見事です。迷いなくオススメします。 |
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