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THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#29

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 どかな昼下がり。モールテンマンこと、マーク・ラクストンは甥の野球の試合を観戦していた。甥の父親はハリー・オズボーン。ノーマン・オズボーンの孫にあたる。かつてヴィランとしてスパイダーマンと戦ったこともあるモールテンマンの元に、カメレオンが現れる。カメレオンもまた、スパイダーマンの敵の一人である。
 争いとは無縁の生活を送るモールテンマンに、カメレオンはヴィランへの復帰を持ちかけてきた。スパイダーマン……ピーター・パーカーに復讐するためだ。スパイダーマンが正体を明かした今、カメレオンは徒党を組んでピーターとその周辺へ攻撃を仕掛けようとしていた。カメレオンの提案を断ろうとするモールテンマン。しかし、ノーミーの背後には電撃を操るエレクトロが控えていた。甥を人質に取られたモールテンマンは、カメレオンの言いなりになるしかないのであった。

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THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#29

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 一方、スパイダーマンはスケア・クロウと戦っていた。スケア・クロウはフェロモンを発し、相手に幻覚を見せることが出来る。スパイダーマンはノーマン・オズボーン……グリーンゴブリンの幻影を目の当たりにし、パニックに陥る。
スパイダーマン「やってくれるじゃないか。だけど、グリーン・ゴブリンは、奴は……」
グリーンゴブリン「俺様が何だって、ピーター? ええ?」
スパイダーマン「ええと……あんたは、奴は……(うん? スーツの中で何か動いたぞ)」
 トニー・スターク特製のアイアンスーツには数々の機能が搭載されている。その中の一つに、ピーターの身体機能を正常に保つというものがあった。スケア・クロウの放つフェロモンは中和され、ピーターは正気を取り戻す。
 スケア・クロウを倒したのも束の間、今度はウィル・オ・ウィスプが姿を現す。
スパイダーマン「ああ、ええと、君は誰だったっけ?」
ウィスプ「ピーター、私を覚えていないのか?」
スパイダーマン「ごめん……会ったことあったかな? 君みたいな連中ばかり相手してるからさ、一々覚えてられないんだよね」
 ウィスプを混乱させるためにからかうピーター。だが、実際に彼の能力が何であるのか、すっかり忘れているのも事実だった。ウィスプの能力は相手を催眠状態に陥らせ、方向感覚を奪うというもの。おまけに、彼自身に触れることは出来ない。迂闊にもウィスプ目がけて殴りかかった後で、そのことを思い出すピーターだった。

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 ピーターが体勢を整えた時、既にスケア・クロウとウィスプは消えていた。ピーターはふいに恐ろしくなる。法に従って、スーパーヒューマン登録制度に登録した。だが、それは同時に世界中の誰もがスパイダーマンの正体を調べられるということを意味している。事実、スケア・クロウとウィスプはスパイダーマンではなく、ピーター・パーカーを狙っていた。ピラニアの群れに自ら飛び込んだに等しい行為だったのではないか。不安に駆られたピーターはMJの安否を気遣って電話をかける。不吉な予感がするからメイ叔母さんと一緒にいて欲しい。MJを説得するピーターだったが、彼女は舞台稽古の方が重要だと一方的に電話を切ってしまう。自分のすぐ側に、蜂を操るヴィラン・スウォームが潜んでいるとも知らずに。

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「私の名前はピーター・パーカー。十五年間、スパイダーマンとして活動してきました……」
「もう沢山よ!」
 連日流れ続けるピーター・パーカーのニュース。ブラックキャットはヒステリーのあまり、プラズマテレビを粉々に破壊してしまう。同棲相手のピューマはあきれ返る。
「ナーバスになりすぎじゃないか? どうしたっていうんだ」
「だって、ピーターがあんなことをするまで、彼の正体を知っていたのはほんの一握りの人間だけだったのよ。本当に親しい人たちだけ。それって素敵じゃない」
「自分では気づいていないかもしれないが……君はまだ、あの蜘蛛への愛を捨て切れていないようだな
 ブラックキャットとスパイダーマンは一時期、深い関係になったこともある。だが、ピーターはMJと結婚してしまったし、ブラックキャットはピューマと同棲している。ピーターとのことは終わったはずだった。だが、ピューマは違うという。思わぬ指摘に動揺を隠せないブラックキャットだった。

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「誰を信頼していいか分からないんです」
 ピーターはマダム・ウェブに、不安を打ち明けた。マダム・ウェブは優秀な予知能力者である。スケア・クロウとウィスプの襲撃はただの偶然なのか、それとも、もっと悪いことの前触れなのか。マダム・ウェブに予知してもらおうとピーターは思ったのだ。
 ピーターの不安が解消されることはなかった。マダム・ウェブはこれから争いが激化していくことを予言したのだ。血は血を呼び、争いは争いを呼ぶ。

 一方その頃、リズ・アレン……ハリー・オズボーンの元妻にして、モールテンマンの義理の妹は在りし日の三人(ピーター、ハリー、リズ)の写真を手に嘆いていた。二代目グリーンゴブリンとしてピーターと戦ったのは、他ならぬハリー・オズボーン。理不尽だとはわかっていても、「ピーターが全てを滅茶苦茶にしてしまった」と嘆かずにはいられないのだった。
「マーク?」
 部屋に満ちる異臭で、リズは異常を悟った。扉を開いて入ってきたのは、モールテンマン。リズの義理の兄だった。
すまない、リズ。俺を許してくれ

to be continued THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#30...




 今回紹介したのは、センセーショナル・スパイダーマン誌。スパイダーマンは現在多数のタイトルを展開しており、センセーショナル誌はその一つ。ピーターが最も恐れていた「家族への攻撃」がクローズアップされています。
 話はもちろんのこと、ブラックキャットやB級ヴィランの面々など、アメイジング誌では見られない顔ぶれが魅力的。アートも癖がありますが、好みの絵柄。筋肉が格好良いのですよ。

←今回のエピソードを収録
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テーマ : アメコミ
ジャンル : サブカル

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「スパイダーマン」が始まって以来数十年、
スパイダーマンをスパイダーマンたらしめてた
部分がもっともピーターを苦しめる事になるとは。

他のヒーローのタイトルよりも更に
「生々しさ」が伝わってくるのがスパイディの
タイトルの面白いところだなあと再認識しました。

でもそろそろ平凡な幸せを取り戻して欲しいなあ…w

 結婚生活に仕事。実に生活感溢れるヒーローですよね、スパイディって(笑)
 HoMでグウェンとの結婚生活を送ったり、HoM後はクイックシルバーに目の前で飛び降り自殺(未遂)されたりと、散々な目に遭いっぱなしのスパイディ……日常生活の悩みが彼のタイトルの面白さといえど、確かにそろそろ落ち着いてほしいところですねー。ブラックコスチュームの間は、まだまだ平穏が訪れることはなさそうですがw
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