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FALLEN SON THE DEATH OF CAPTAIN AMERICA CAHPTER4 DEPRESSION



 は世界中の誰もが知る、偉大なヒーローだった。
 シビルウォーでヒーローが二つの陣営に分かれ、破滅へと突き進む最中、彼は混乱を鎮めるために降伏した。
 だが、自ら犠牲を払った彼を待ち受けていたのは、暗殺者だった。
 キャプテンアメリカは、死んだ
 これは、彼の死を巡る物語である。

FALLEN SON



 ベン叔父さんの墓の前。ドクターストレンジの隠れ家を飛び出したスパイダーマンは雨に打たれ、一人で佇んでいた。胸中に渦巻くのは後悔の念。スパイダーマンとなったことは、本当に正しかったのだろうか。スパイダーマンとなったことで、結果として多くの人を死に追いやったのではないか
ベン叔父さん、ハリー・オズボーン、グウェン・ステイシー……そして今度は、キャプテンアメリカ。もちろんキャップの死にスパイダーマンが直接関っているわけではない。それでも、何故、彼が死ななければならなかったのか、スパイダーマンは理解できずにいた。
「ベン叔父さん……厳しい試練は僕を試しているのだと言ったね。でも、僕には乗り越えられそうにないよ」

THE DEATH OF CAPTAIN AMERICA CAHPTER4 DEPRESSION

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 憂鬱に苛まれるスパイダーマンだったが、気が休まることはなかった。スパイダーセンスが反応したのだ。同じ墓地に佇む巨体の男は、ライノ。シビルウォー終結前にスパイダーマンに大怪我を負わせたヴィランである。スパイダーマンはキャップの死について思考を巡らせながらも、ライノに殴りかかった。しかし、ライノもまた身近な人間の死を悲しんでいただけだった。スパイダーマンとの殴り合いの最中、母親の墓石を壊してしまったライノは怒りに任せてスパイダーマンを吹き飛ばす。圧倒的な力に成す術もなく殴られ続けるスパイダーマン。そんな中でも、スパイダーマンはキャップのことを考えずにはいられない。
「……何故、彼は死んだ? どうして僕じゃなかったんだ」
 かつてもスパイダーマンは同じような目にあったことがある。あれは、暴走状態のハルクと遭遇した時のことだ。あの時と違い、今は誰もスパイダーマンを助けに来てはくれない。ライノの巨大な拳を受け止めながら、スパイダーマンの脳裏をかつての光景が過ぎっていく。

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「よくやった、スパイダーマン。私が来たからには、もう大丈夫だ」
 ハルクに叩き潰されるのを待つばかりだったスパイダーマンを助けてくれたのは、キャプテンアメリカ。彼が山を動かそうと思ったならば、実際にそうしてみせたに違いない。そう思わせるほどに、あの日のキャップは雄雄しく、力強かった。だが、スパイダーマンの胸に尊敬と畏怖の念を刻んだ男は、もういない。
「あなた抜きで、僕たちはどうやっていけばいいっていうんだ……?」
「面倒に巻き込まれたもんだな」
「ウルヴァリン……僕のショーは楽しんだかい。何故、僕を追ってきた?」
「さあてね」
「もう追わないでくれ」
 突然現れたウルヴァリンを置き去りにし、とある橋に降り立つスパイダーマンだったが、その横にはやはりウルヴァリンの姿があった。
スパイダーマン「ノーって言っても無駄なんだろうね?」
ウルヴァリン「今夜はしんどかったろう。おめえが無事に家に帰るのを見届けなきゃならねえ」
スパイダーマン「あんたなんかに何が分かるって言うんだ。あんたなんかに……」

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 ここは、グウェンステイシーが命を落とした橋だった。哀しみに暮れるスパイダーマンを、ウルヴァリンは鼓舞する。誰もがスパイダーマンにはニューアヴェンジャーズに加入する資格がないと言う中、キャップだけが違ったのだと。人知れず活躍し続けるスパイダーマンはアヴェンジャーズに相応しい。キャップの言葉がなければ、ウルヴァリンとスパイダーマンがこんな風に議論することすらなかった。
ウルヴァリン「おめえの胸にはどでかい風穴が空いちまった。だがよ、傷ってのはいつか塞がるもんだ。もちろん、ふとした拍子に、その穴は開いちまうかもしれねえが」
スパイダーマン「僕にはただの綺麗ごとにしか聞こえないよ」
ウルヴァリン「信じようが信じまいが、傷は癒える。いつか必ずな」
スパイダーマン「じゃあ、その痛みは何処へ行くっていうんだ?」
ウルヴァリン「おめえは既にその答えを知ってるだろう。死ってのは職を失うことや、離婚することとは違う。乗り越えられやしねえ。死を受け入れて生きていくしかねえんだ。だがよ、それでも人間ってのは生きていけるもんだ
スパイダーマン「いつか、そうなるんだろうか……?」
ウルヴァリン「そうなることを願ってるぜ」

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 いつか……スパイダーマンは呟き、夜の街へと消えていく。

to be continued FALLEN SON chapter5




 FALLEN SONシリーズの四話目でした。今回の主役はスパイダーマン。ライノの母親の墓石を壊したり、ウルヴァリンに当り散らしたりと、スパイダーマンが割りと酷いwまあ、ライノにはセンセーショナルスパイダーマン誌上にてボッコボコにされたので、その意趣返しという意味も込められているのかもしれませんが。
 それはともかく。このシリーズは全体的にレベルが高くて面白いです。チャプターごとにアーティストが違うのも、色々なアートを楽しめるのでお得感アリ。おススメです。

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