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THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#31



 ーマン・オズボーンの実子・ノーミーが誘拐されたという報せを受け、リズ・アランの邸宅を訪れたピーター・パーカー。数年ぶりに再会した二人の会話はぎこちない。今や、全てが変わってしまった。リズが知るピーター・パーカーは、もういない。彼女の目の前にいるのは、〝スパイダーマン〟のピーター・パーカーなのだ
「ピーター……スパイダーマン……今のあなたをどう呼ぶべきなのかしら」

「私たちの生活も随分と変わってしまったわね、ピーター」
 その頃、ピーターに変装したカメレオンは、まんまとアヴェンジャーズタワーに侵入していた。
「ピーター、レーズンクッキーはいかがかしら?
「いいね」
 電話線を引き抜きながら、カメレオンは答えた。

THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#31

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 ピーターを自宅に招きいれたリズの口から漏れるのは、「今までどうして正体を隠していたのか」という不満だった。ピーターは今まで何も知らない自分を影で嘲笑っていたのではないか、リズはそんな風に考えていたのだ。
「どうして私を信用してくれなかったの? ハイスクールを卒業した後、私があなたをどう思っていたのか……知っていたくせに
「君を傷つけたことは謝る。だけど僕は精一杯やって来たんだ! 助けられる限りの人々を助けてきた。君の息子のように、罪のない人々を助けてきたんだ!」
「ピーター、私……」
「後悔ばかりの人生だったんだよ、リズ……だけど今大切なのは、ノーミーが無事に帰って来ることだ」
 ところが、その当のノーミーが無傷で帰ってきた。ノーミーの姿を認めた途端、リズは顔色を変える。
「ピーター、早く逃げて! これは連中の罠なのよ!」
「余計なことをするな、リズ!」

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 壁を溶かして現れたのはモールテンマンだった。正体を明かしてからというものスパイダーセンスを全開にしているピーターは危険をいち早く察知し、攻撃を回避した。
「ラクストン、何のつもりなんだい? 君は善人になったはずだ。君はリズの家族だろう!」
「ピーター、気をつけて! マークは……モールテンマンは一人じゃないわ!」
 スケアクロウ、ウィスプが続いて姿を現し、リズの行く手を阻んだ。気を取られたスパイダーマンはモールテンマンの背後からの一撃に倒される。すぐさま起き上がり反撃を試みるものの、素手ではモールテンマンに有効打を与えられない。
 一方、リズはスケアクロウとウィスプに追い詰められていた。モールテンマンは家族であるリズとノーミーには手を出さないと約束していたが、二人には無関係のこと。狩りを楽しむように、リズに迫るのだった。だが、ピーターからバックアップを任されたブラックキャットが済んでのところで割って入る。

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「これは俺の望んだことじゃない……カメレオンがやらせているんだ。奴はお前の家族を殺そうとしている。俺たちを集めたのも、奴なんだ」
 言い訳がましくモールテンマンが独白する間にも、ピーターのマスクには火の粉が降りかかる。だが、ピーターは決して怯みはしない。ギブアップ、それは彼のスタイルではないからだ。
 アイアンスーツのアームで、ピーターはモールテンマンに反撃を試みる。
 その頃、スケアクロウとウィスプはブラックキャットを二人がかりで押さえていた。ブラックキャットを無力化したと思い込むスケアクロウはウィスプに、モールテンマンの様子を見てくるように命令する。言われるままに戦いの様子を見に行くウィスプだったが、その直後に意識を絶たれる。ピーターの攻撃で吹き飛ばされたモールテンマンの下敷きになったのだ。ブラックキャットもまたスケアクロウを逆に縛り上げ、戦いは終息を見る。
「ラクストン、お前にチャンスを一度だけやる! カメレオンは何処にいる!」
「お前の叔母のところだ……」
貴様が奴を手引きしたのか! 無力な年老いた女性だと知っていて! 貴様は最低の卑怯者だ!

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「ピーター……ノーミーを救うには他に選択肢がなかったの。理解してくれるわよね?」
 怒りに燃えるピーターに、恐る恐る話しかけるリズ。だが、ピーターは最早彼女に素顔を見せようとはしなかった。
警察が来る前に行くよ……君を犯罪者にはしたくないからね
 息子のためとはいえ、リズはピーターを罠に嵌めた。それも、メイ叔母さんまで危険に晒すような罠に。二人の間に、かつてのような温かな感情が流れることはない。

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「クッキーのお味はどうかしら?」
 編み物をしながら、メイ叔母さんはカメレオンに尋ねる。
「美味しいよ」
「あら、そう。ピーターはレーズンクッキーが嫌いなのだけど。あなたはカメレオンかしら? それともミステリオ? 新しい誰かさんかしら?」
 メイ叔母さんは最初からピーターが偽者だと見破っていた。外見だけを装うカメレオンに、ピーターを良く知るメイ叔母さんを騙すことなど出来ないのだ。しかも、メイ叔母さんは睡眠薬をクッキーに仕込んでおり、カメレオンは成す術もなく昏倒するのだった。意識を失う直前にカメレオンが見たのは、メイ叔母さんの笑顔と、「成功!」という文字の編まれたセーターだった。
 スパイダーマンが窓ガラスを破って駆けつけた時には、全てが終わっていた。
「メイ叔母さん……僕は叔母さんとMJをターゲットにしてしまっただけなのかもしれない。カメレオンがもし叔母さんを傷つけていたらと思うと……」
「大丈夫、大丈夫よ、ピーター。もう終わったことだから」
皆が無事だったら、どれだけよかったろう。でも、どうしようもなく変わってしまったこともあるんだ……
 リズとの会話を思い出したピーターには、後悔を噛み締めることしか出来なかった。

to be continued THE SENSATIONAL SPIDER-MAN#32




 センセーショナルスパイダーマンでした。このエピソードの主役は女性。MJにリズにメイ叔母さん、そしてブラックキャットとピーターを取り巻く女性たちのドラマが面白い。MJとメイ叔母さんがピーター以上にタフなんですよ。一人でおろおろするピーターと違ってまあ、何と行動力のあることか(笑)
 んでもって、何よりもブラックキャットが可愛い。いや、絵は全然可愛くないんですけど(ぇ、ブツブツ言いながらもキッチリバックアップしてくれる辺りが、未だにピーター好きなんだって感じでw実際、この後のエピソードでもブラックキャットの出番が多くって、CIVIL WAR期間中のセンセーショナルスパイダーマン誌のヒロインは彼女と言っても過言ではないかと。

 一方で、リズとの絡みはピーターの人生が大きく変化したことを明確に表していて、何ともやるせないものでした。報われないなあ、リズもピーターも。

←今回のエピソードを収録
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