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ULTIMATE CIVIL WAR:SPIDER-HAM

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 は、とても憂鬱だ。退屈で、人生には何の目的もない。おまけにタイツが尻の割れ目に食い込んでる
 いけない、話が逸れた。
 とにかく、僕は今究極の真実とやらに直面している。
 何のアイディアも浮かんでこないってことさ。
 ……突然閃いたぞ。

 そういえば昔、僕は「吹き出し」を持っていた。漫画でよく使う、アレだよ。雲みたいにプカプカ浮いている奴。風船といってもいいね。アレが僕の考えそのものだった。

ULTIMATE CIVIL WAR:SPIDER-HAM
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 だけど、ここで問題が一つある。一体どこから、僕の「吹き出し」を探す冒険を始めたらいいんだろう。自分に何のアイディアも沸かない時、君ならどうする?

 ……はい、というわけで今回はアルティメットスパイダーハムの紹介になります。これはスパイダーマンのスーツに身を包んだスパイダーハムが繰り広げる風刺に溢れたパロディ企画。デフォルメされたヒーローたちが次々と登場し、何ともおかしな世界を創り上げております。

 さて、「吹き出し」を求めて(この理由がまたおかしいですね)旅を始めたスパイダーハムは、ヒーローとヒーローが大喧嘩を繰り広げる光景に出くわします。

アイアンマン「サインしろ!」
キャップ「やだ!」
アイアンマン「サインしろ!」
キャップ「やだ!」
アイアンマン「サインしろ!」
キャップ「やだ!」

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キャップ「まだわからないのか? スーパーヒーローマーチャンダイジングアクトは邪悪なんだよ。じゃあああくだ! 政府がゲームを開発したり、玩具を発売する口実を与えることになる

 サインをせまるアイアンマンに、頑なに拒否するキャプテンアメリカ。シビルウォーのセルフパロディ……と思いきや、玩具やゲームなど他メディアをもネタにするあたりが何ともはや。お馬鹿ですねぇ(褒め言葉)
 ちなみにこの後、キャップはライター(お話を書く人)から「台詞が違う」と駄目だしを受けて、今度こそシビルウォーそのものの台詞を口にすることとなります。ま、相変わらず「サインしろ」「やだ!」の繰り返しなんですけど。

 二人のヒーローを尻目に歩き続けるスパイダーハム。今度出会ったのは、クスリでも決めてんじゃないかと突っ込みたくなるくらい目がいっちゃってるドクターストレンジ。

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 スパイダーハムの話を聞くどころか、やっぱり頭もおかしいドクターストレンジは哀れなスパイダーハム君を異次元へと飛ばしてしまいます。その時の画像がコレ。股ごしにスパイダーハムに話しかけてる。何てお馬鹿なんだ。タイツのもっこり感が何ともいえない酸っぱさを醸し出しております

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 スパイダーハムが飛ばされたのは、何故かサイゴン。米兵になってベトナム戦争に参加しております。んでもって、何故か謎の洞窟に辿りつき、何故か胡散臭いオッサン(同じく米兵)に「お前さんはここに来るように運命付けられていたのさ」と言われる始末。

 オッサンに言われるまま、洞窟の扉を開くスパイダーハム。すると、扉の向こうには彼が秘めるありとあらゆる無限の可能性がありました。

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 ウルヴァハム!

「おお、そうとも。俺の名前はウルヴァハム。何か食うかい?」

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 アイアンハム!

「いっけね、ロケットシューズの熱処理を忘れてた。あちっ、あちっ、あちい! こりゃやってられないね。飲むしかない」

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 グリーンハム!

「ハムスマッシュ!」

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 ファンタスティックハム!

ハムシング「スッゲーことが起きちゃいるが、これはカバーアートだからな。俺たちは話しちゃならねえんだ」
リードハム「しー……静かに」
ハムシング「そうとも、吹き出しも見せちゃ駄目なんだ」

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 デビルドハム!

「ちょっと待ってくれよ。俺の問題は〝吹き出し〟を見つけることだ。俺はここで何をしてるんだ。俺は弁護士じゃない。いや、今は弁護士か? ……自分でも分からなくなってきたぞ」

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 ハムビット! ハムニートー!

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 様々な己の可能性を体験しつつ、スパイダーハムは元の次元へと戻ってきます。そんな彼を待ち受けていたのは、頭もストレンジな、ドクター・ストレンジ。またもや問答無用でスパイダーハムに魔法をかけてしまいます。

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 散々な思いをして辿り着いたのは元の路地裏でした。

 路地裏に戻ってはきたけど、僕は未だに何を憂鬱に思っていたのかわからない。でも、この旅から学んだことがある。僕には最初から「吹き出し」なんかなかったんだ。だけど、僕には自我がある。それは何にも替え難いものじゃないか。

 一人で悟りを開いて満足げに路地裏を歩き始めたスパイダーハムを見て、ネズミたちがこそこそと話し出します。

「この問題について、お前はどう思うよ?」
「んー、奴は豚だってことだ。そいでもって、俺たちは豚じゃない」
「まさしく」

 そのネズミたちの会話こそが、まさしく「吹き出し」。スパイダーハムは嬉々としてネズミたちの「吹き出し」を盗んで走り出します。これで心配事もなくなったスパイダーハム。ところが、ハムの体に異変が起き始めます。ただ今マーヴェルで大人気の、あの企画にスパイダーハムも取り込まれてしまったのです。

ultimatespiderhum16.jpg

 その名も、ゾンビーハム!

 最高に面白いね、編集長。ははは。

happy ending!




 スパイダーハムでした。始めから最後まで見事なパロディコミック。阿呆すぎて笑いが込み上げてきます。これは原文で読まないと、その面白さは分からないかも。
 ちなみにアーティストは先日急逝したMike Wieringo。スパイダーハムの面白おかしさを創りだしていたのは紛れもなくこの人のアートだったので残念なかぎり。他にもファンタスティック4やスパイダーマンも手がけられていた様子。実は知らず知らずの内に、この方のファンタスティック4を読んでいたということに、訃報を聞いてから気づきました。本当に有名な人だったんですねぇ。

←Mike Wieringoが参加
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テーマ : アメコミ
ジャンル : サブカル

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ハムだらけ

ジョークなんだけど、マーベルの現状やアメコミを皮肉っていて面白いですね。アートも冴え渡っていて、手抜かりなしデス。

全編に渡って満ちる強烈な風刺が癖になります(笑)
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