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SPAWN #152



 んてこと! クリス、本当にあなたなの?
 変わり果てた姿で家に辿り着いたクリストファー。肉塊となれ果てた息子を抱きしめる母親には、その醜い姿は見えていない。彼女に見えているのは、生前と何も変わらぬ愛しい息子の姿だった。
 人間は、自分が見たいと望んだものしか認識できない
 クリスの前に再び姿を現したマン・オブ・ミラクルはそう告げる。ミラクルの姿は、母親にはグリーン・レディ、クリスを連れて行った女性としか映っていない。
ミラクル「彼女にとって、君はいつまでも子供のままなのさ。そうあって欲しいと願ってきた。彼女はもう大丈夫だろう。これからは自分の人生を生きていく」

SPAWN #152

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ミラクル「でも、僕らにはまだ仕事が残されている」
クリス「僕に何が起きたの?」
ミラクル「君が死んでからのことを思い出せるかい? アル・シモンズと呼ばれた男のことを覚えているかい? 勇敢で気高い男だった。けれど彼は、己が純潔を失った。戦士として多くの人間を殺しすぎたんだ。その罪悪感はシモンズの心を歪ませた。凍りついた彼の心を溶かすには君が必要なんだよ、クリス」
 でなければ、彼は死ぬ。

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 ミラクルの言葉を裏付けるように、スポーンはオーバートキルら地獄に堕ちた仇敵に蹂躙されていた。
サムズ「こんな男が本当に我らの障害となるのか疑わしいものだな」
マモン「どうやら私の見込み違いだったようだ。いいだろう、サムズ。やりたまえ。死すらも超越した苦痛、その存在が消滅する恐怖というものを刻み込んでやれ」
 マモンの命で、スポーンに手が下される。スポーンは悲鳴をあげることも出来ず、ひたすら苦痛に耐えるしかなかった。

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 マン・オブ・ミラクルに連れてこられたのは、不気味なテーマーパークだった。そこには皮を削がれた醜い子供たちが溢れている。
クリス「おばあちゃんたちとここに来たことあるけど、こんなんじゃなかったよ」
ミラクル「クリス、いつまでも変わらぬものなどありはしないよ。全ては変わりゆく。そして、世界がどう変わるか決めるのは君なんだ
 スポーンのを見つけるんだよ。そう言い残し、ミラクルは消え去った。
 残されたクリスは子供たちに核があると言われたお化け屋敷の場所を尋ねる。だが、その問いかけに答えたのは子供たちではなかった。あの殺人鬼ビリー・キンケイドがまたしてもクリスの前に姿を現したのだ。しかも、あろうことかお化け屋敷の主はキンケイドなのだという。
 仕方なくキンケイドについていくクリスだったが、キンケイドの性根は死んでも変わらない。キンケイドは歯を剥き出しにしてクリスに襲い掛かるのだった。

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 ネス湖のネッシーやUFOが出現した。血の川が世界に現れてからというもの、世界中で考えられないような異変が立て続けに起きていた。極めつけは蛙の雨だ。サムとトゥイッチは呆然として空を見上げる。
トゥイッチ「蛙の雨ですって? いやいや、これはそう、自然現象ですよ。トルネードが小動物を巻き上げて空から降らせるなんてことはありふれていまして……」
サム「ほほう? じゃあアインシュタインさんよ、こいつを説明してくれよ!」
 サムが拾い上げた蛙の腹には不気味な口が生えていた。
サム「血の川にUFO、おつぎはイカレた蛙ときやがる」
トゥイッチ「うーむ……アルを探した方がいいかもしれませんね」
サム「そう言うだろうと思ったぜ。気が進まんが、さっさと行くとしようや」

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 スポーンのアジトに向かったはずが、二人は奇妙なテーマパークへと迷い込む。そこにはスポーンそっくりの姿をした少年がおり、ビリー・キンケイドを八つ裂きにしていた
サム「アルなのか?」
クリス「アルじゃない。僕はクリストファーだ。彼を殺す気はなかったんだ。でも、僕のコスチュームが勝手に……キンケイドが子供たちにそうしたように殺してしまったんだ。そのせいなのかな、僕の目がどうかしてしまったみたいだ」
 クリスの両目には煌々とした炎が灯っている。
 サムとトゥイッチはスポーンそっくりの姿をした少年の手助けをすることに決めた。ほどなくして、トゥイッチが「核」と書かれた扉を発見する。扉の向こう側には、この世のものとは思えない光景が広がっていた。炎が地下から吹き上げ、得体も知れぬ生物が空を闊歩している。
 クリスが望んだもの、それはスポーンのいる世界。その想いが異界と現実を繋いだのだ。三人はスポーンを拷問するマモンらの元に辿り着く。

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クリス「スポーン?」
スポーン「君は?」
クリス「僕はクリストファーです」
スポーン「ああ、ようやく思い出した……クリストファー! 私は君を知っているぞ。そして、私が何者であるかも思い出した! 貴様は正しいぞ、マモン! 私はアル・シモンズであって、アル・シモンズではない! ヘルスポーン以上の存在!  それが私なのだ」

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数多のヘルスポーンを束ねる者にして、ヘルスポーン軍団そのもの……それが私なのだ!」
 スポーンの体からヘルスポーンの大軍が生まれ出でようとしていた。

to be continued SPAWN#153




 スポーン152でした。現実と異界の境目が曖昧になり、カオス度が加速していく展開。まさにアルマゲドンですな。緻密なアートが物語を加速させてくれます。スポーンお得意のグロ描写も容赦なしですよw
 しかしアルマゲドン編のラストを知ってから読み返してみると、ラストへの伏線はバッチリ張ってあったんだなぁと気づきますねぇ。自分が見たいものしか認識できないというミラクルの言葉はまさにアル・シモンズへ向けられたもの
 因果応報というか、ダークヒーローにはやはりダークな結末しか待っていないってことなんでしょうかねぇ。

←アルマゲドン編vol.1が品切れに……
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テーマ : アメコミ
ジャンル : サブカル

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>因果応報というか、ダークヒーローにはやはりダークな結末しか待っていないってことなんでしょうかねぇ。
個人の正義を力に任せて好き勝手振り回した挙句ハッピーエンドになるのもそれはそれでどうかと思いますけどね。
個人的にこういうのは最後にまとめて罰を受け、破滅するのが筋が通ってていいとは思います。それがスポーンらしいといえばらしいですしね。

 う~ん、確かにスポーンは初期で自己満足にも等しい力の使い方をしたことがありますが、根本的にはワンダとサイアンのために戦っているのであって、好き勝手というのとは違うような。酷く傲慢で精神不安定はありますけどね(苦笑)

 ただまあ、そこが人間臭くてスポーンらしいわけで。嫌な奴だけど、憎めないんですよねぇ。
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