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STREET FIGHTER LEGENDS SAKURA STAGE:1

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見事です、かりんお嬢様!」
 神月家所有の道場で、賞賛の声が響く。神月かりんが取り巻きに持たせているのは、「春日野さくら」の写真を貼ったサンドバックだ。ストリートファイトでさくらに負けてからというもの、かりんの頭には「さくらさんを倒すこと」しかない。
 だが、さくらとは一度戦ったきりで、再戦する機会はなかった。それを、かりんはさくらが怖気づいているからだと決め付けていた。
「次に戦えば私が勝つと、さくらさんは知っているんですわ。試験? 宿題? そんな言い訳で私が誤魔化されると思って? さくらさんは神月の血を恐れているんですわ。どんな言い訳を用意しようと、必ず私と戦ってもらいますわ!」

STAGE1:SCHOOL DAYS

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「さくら。君はまだまだ学ぶことがある。師匠である俺から!」
 日本。春日野さくらを追い求める人間がここにも一人。その名も火引弾。サイキョー流の使い手、ダンである。ダンの脳裏には女子高生ストリートファイター・さくらの姿が焼きついていた。初めて彼女と戦った日、ダンはさくらに底知れない可能性を見出したのだ。
 そのスピード、敏捷性は、ダンを遥かに凌駕していた。といっても、さくらが勝てたのはダンが手加減していたからであり、さくらにはまだまだ修行が足りない……と、ダンは一人で思い込んでいる。

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 もちろん、ファイトのあとに病院送りにされたことすら、脳天気なダンの頭からは吹き飛んでいる。それどころか、さくらこそ「サイキョー流の弟子」に相応しいと、意気込む始末。
ダン「目下のところ、俺の望みは……おっと、義務は彼女ともう一度ファイトして、スピードと敏捷性を確かめることだな」
「なあ、オッサン。誰と話してんの?」
 脳天気な男、ダンは言葉と思考が直結している。つまり、考えが外にダダ漏れなのだ。通りがかった子供に胡散臭い顔をされながらも、ダンはめげない。めげるはずがない。偉大なるサイキョー流の使い手が子供に馬鹿にされるなんてことは、有り得ないのだから。
ダン「俺の名前は火引弾! サイキョー流スクールの師範だぜ!」
「はあ? サイキョー流なんか聞いたことないよ」
ダン「サイキョー流は真の力を秘めた弟子しか取らないのだ。坊主が自分に才能があると思うなら、サイキョー流道場の扉を叩くがいい。それまで、さらばだ!」

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 かりんとダン。厄介な二人に魅入られた当の本人は、何も知らずに高校生活を送っていた。といっても、「強くなること」に夢中のさくらの興味はもっぱらトレーニングと、憧れの人とのチャットだけ。学校では当然のごとく居眠りし、親友のケイに迷惑をかける毎日だった(無論、さくらは気にしていない)。
ケイ「さくら、あんたってどうかしてるわ。ファイトのことより、どうやったら彼氏が出来るのかとか考えなさいよ。どうやって相手を倒すかじゃなくてさあ。リュウって奴もいい加減に……」
さくら「そうだ! リュウさんにトレーニングのコツを聞いてみればいいんだよ!」
 ケイの呆れ顔にも構わず、さくらは早速、リュウにアドバイスを仰ぐ。

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 チャットは殆ど、さくらの一方的な会話だった。というのも、さくらの砕けた会話にリュウがついていけなかったためだ。それでもリュウは三十分間キーボードと格闘し、さくらにアドバイスをするのだった。
さくら「多くの武術から優れた点を学ぶことで、真の格闘家への道は開かれる……そうだ!」
 さくらは早速、友人のひなたに電話をかける。目的はもちろん、他の武術から技を学ぶこと。東京ドームで開催される女子プロレスラー・レインボーミカの試合を見るのだ。そうと決めたからには、さくらの目には他の何も目に入らない。果たし状を持ってやってきたダンを自転車で轢いたことも気づかずに、東京ドームへと爆走するのだった。

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 東京ドームでは、ひなたが一人の男と格闘していた。ケン・マスターズの空手通信教育を習うひなたは多少なりとも武術の心得がある。彼女はその腕を活かして、偽のチケットを売りさばく男に戦いを挑んでいたのだ。とはいったものの、ひなたは非力で、相手とは五分五分。助っ人に入ったさくらとのツープラトン攻撃を決め、ひなたは勝利を収めるのだった。
さくら「ねえ、ひなた。どうしてこの人と戦ってたの?」
ひなた「こいつ、偽のチケットを売ってたの。なのに、お金を返さなかったんだ。はい、君たちのだよ」
子供「ありがとう!」

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 悪者退治の後は、試合観戦。「プロレスから技を学ぶ」という目的はもちろんのこと、レインボーミカの大ファンでもあるさくらは大はしゃぎ。試合もレインボーミカの勝利で終わり、さくらは大満足だった。
レフェリー「ザンギエフVSレインボーミカ。勝者はレインボーミカ! ご来場の皆さん、本日はお越しいただきありがとうございます。この後、レインボーミカとの撮影会を予定しておりますので、ご希望の方は特設会場までお越しください」
さくら「ひなた、聞いた? 撮影会だって! 向こうにレプリカのベルトがあったから買って持っていこうよ。一緒に撮ってもらうの」
ひなた「あたしもそうしたいんだけど、ごめんね。宿題やらなくちゃ。でも、ケイがきっと付き合ってくれるよ。じゃあね!」
さくら「本当に?」
ケイ「あー、はいはい。分かりましたよ」
さくら「やった!」

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ケイ「プロレスなんかの何処がいいんだか」
さくら「ちょっと、ここでそんなこと言わないでよ」
「お次の方、どうぞ」
さくら「ミカさんに会えて、すっごく嬉しいです。私、大ファンなの!」
ミカ「こちらこそ。あなたみたいな子に会えて嬉しいわ。そのベルトにサインしましょうか? 名前は?」
さくら「さくらって言います。一応、ストリートファイトしてます」
ミカ「本当に? スタイルは?」
さくら「自己流です! 私の師匠いわく、多くの武術から優れた点を学ぶべし。だからミカさん……その、怒らないで欲しいんですけど、ミカさんの技を使ってもいいですか?」
ミカ「ええ、構わないわよ」
 憧れのミカからのお墨付き。大喜びのさくらは、ミカの前だからと張り切ってケイに技をかけるのだった。夢中になると物事が見えないという点では、かりんとダンとも変わらぬさくらであった。

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ミカ「まだまだアマチュアだけど、悪くないわ。私がタッグを組む時は、あなたにパートナーをお願いしようかしら」
さくら「ほ、本当ですか!」
 喜ぶさくらを尻目に、会場内にどよめきが走る。レインボーミカに倒されたザンギエフがサイン待ちの観客を掻き分けて、猛進してきたのだ。
ザンギエフ「お前に再試合を申し込む!」

to be continued STAGE:2

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