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今月の本 二年分、その一 ちょっとだけ復活するんじゃよ~編

最後のユニコーン

完全版 最後のユニコーン完全版 最後のユニコーン
(2009/07)
ピーター・S. ビーグル

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 979年にハヤカワ書房から発売された、ピーター・S・ビーグルの「最後のユニコーン」に、後日譚である「二つの心臓」を加えたもの。ストーリーに取り立てて大きな起伏があるわけでもなく、あらすじだけ書くと大したことはないんだけれど、とにかく文章が美しい。ユニコーンの透明な美しさがそのまま投影されてるかのような文章に、思わずうっとり。表現技法も独特で、独自の作品世界を見事に組み上げています。
 読後感も、かなり不思議。本を読んでいたのではなく、ユニコーンとずっと向き合っていた。そんな錯覚を覚えてしまいます。

 後日譚である二つの心臓も、美しい悲哀に満ちていておススメ。
 
この本を思春期に読めていたら、きっともっと世界は違って見えていたのかな。時代や世代を越えて読み継がれるべき、オールタイムベストだと思います。仕事や私生活に疲れきっている方にも超おススメ。

夏への扉

夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]
(2009/08/07)
ロバート・A・ハインライン

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 冬になると、夏へと続く扉を探す奇妙な猫・ピートがとにかく印象的。ストーリーも希望に溢れていて、素晴らしいの一言。ラストの一文も非常に秀逸です。
 さすがにSFとしては古臭い部分がありますが、作品の根底に流れる「希望への扉」というテーマは色あせることなく、むしろ一層輝きを増しているのではないでしょうか。

 油絵風の装丁も素敵です。こちらも思春期に読んで置きたかった一冊。

文学少女シリーズ
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
(2008/04/28)
野村 美月

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“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
(2008/08/30)
野村 美月

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“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
(2009/04/30)
野村 美月

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 どんなに暗いお話でも、最後には遠子先輩がすっと手を差し伸べて、光に満ちていく。そんな文学少女シリーズが大好きでした。どの巻でもクライマックスにはボロボロ泣いてしまうものだから、電車の中で読めなかったのはいい思い出です。
 最終シリーズの主役は遠子先輩。ななせよりも断然遠子先輩派だった私としては、最後までハラハラしていたのですが……一安心でございます。文学少女らしい美しい締め方に大満足。シリーズ通して、光と影のコントラストがお見事でした。ライトノベルだけれど、もっと多くの人に読んで欲しいなあ。どちらかというとキャラクターで読むラノベ読者層と内容がマッチしていないような気もしますし。そういう意味では、勿体無いシリーズだったかもしれません。(ヒットはしたけど、正しく評価されていたのかという疑問があるんですよね)

 “文学少女”見習いの、初戀。もしっかりと「文学少女」していて、野村美月の手腕に思わず唸らされました。あと、容赦なさも相変わらず。初めから(恋愛面での)負けが確定しているキャラクターを生み出すなんて、あんた鬼やで!
 遠子先輩以外の心葉を取り巻く女性の扱いが割りと酷いですよね、このシリーズ(笑)でも、そんなところも大好きです(ぇー

 とりあえず、これで一端休憩。続きはそのうち。
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