交響詩篇エウレカセブン第四十二話 スターダンサー
OPの地球の意味が、早くも明かされた今回。まさか、ああ来るとは……見事に、設定に騙されたって感じ。以前に「エウレカの設定は、本当とは限らない」という旨の発言を監督がしていたことを教えてもらったのですが、まさにその通りでしたね。やられた(笑)
ただ、今回の展開は設定に惑わされしなければOPでモロネタバレしてるんですよね。だから、「ああ、こっちで来たのか」と思った程度。設定には、見事に騙されましたが……
ではでは、いつものようにゆっくりまったりいきましょう。
塔の結界
塔を守護するために使われていたという、サクヤの力。塔を守護する理由は、自分を守るためとも取れますが、ノルブとサクヤがあの塔でゾーンを突破しようとしたことを考えると、塔自体に何らかの意味がありそうですね。もう明かされる気配はありませんが(笑)
ポロロッカ
ポロロッカとは、アマゾン川を逆流する潮流のことらしいです。大波が来るので、サーファーは大喜びだとか。リフ(波乗り)にかけたネーミングですね。さてさて、そのポロロッカは「グレートウォールに張られた結界を一時的に反転させる」ことを指しているようです。先週の「キスでゾーン突破
」で、グレートウォールって何なのさと混乱したのですが、やはり「数千年前にスカブコーラルが目覚めた場所」の模様。しかも、ヴォダラ宮のすぐ近くにグレートウォールがあったのね。位置関係がさっぱり分からなかったので、真の約束の地の正体よりも、こっちの方が驚きだったり^^;
「お前たちに出会えて、嬉しかった。人と人との出会いは突然だ。だが出会いで人は変わり、進んでいく。別れもまたしかり。だがその突然に戸惑ってはならない」
そして、ポロロッカを起こすためにノルブはレントンたちと別れることに。今までの生臭坊主の面影は何処へやら、先達として、しっかりアドバイスしてますね。ただ、ノルブはサクヤ関連以外のことではどうにも人間味に欠けているところがあり、「俺たちには欠けていて、お前たちは持ち合わせているものがあるんだよな」とうシーンではニルヴァーシュのみを見ていたという始末。サクヤとノルブに足りなかったものは、外界との接触(経験)人間としての感情経験だと思うのですが、その現実には気づいていないみたい。サクヤが、エウレカチルドレンとニルヴァーシュを見て、「羨ましい」と呟いたとのは対照的。この物語では、女性陣の方が人格者として描かれていますねぇ。確かに男はいくにつなっても餓鬼なトコがありますけど(苦笑)
「ね、見て。これ。マイブック、四十年分真っ白。だけど、それ以外は……」
「サクヤ」
「やっと呼んでくれたね」
「私、ずっと待ってたんだから」
「始めよう、あの子達のために」
「そして、私達のために」
サクヤ(涙)! この二人、ずるいよ。こんなにラブラブ光線出されたら、泣くしかないじゃないか! しかも、そこはかとなくレントンやエウレカへの愛情が滲み出ていて、それがまた泣かせるんだ。エウレカはサブキャラの描き方が上手いなぁ、やっぱり。そうそう、アネモネ好きの方が多いのですが、あれだけエキセントリックな性格なキャラを作ったのは「掘り下げる時間がないor掘り下げなくてもいい」ためなので、アネモネファンが満足することは今後もなさそう(苦笑。もうちょっとマイルドな性格だったらよかったんですけどねぇ。それだと今ほどの人気にはならなかっただろうし。かといって、下手に掘り下げればエウレカが食われちゃうし。アネモネは色々な意味で可愛そうな子ですな。どうでもいいことなんですが、誰もこの辺りのバランスについて突っ込まないので一応、書いておきました。
「ジ・エンドを向かわせろ。奴らよりも先に、アレを送り込むのだ」
久々登場のアゲハ隊。同胞の安否を気遣う彼らに、ちょっち違和感。キャラ立てが上手いサブキャラがいる一方で、下手くそなサブキャラもいくらかいて、アゲハ隊はその顕著な例ですね。
それはともかくとして、モンスーノのトランスモデルって出ないんですかね?
じゃ、なかった。この期に及んでも、アレ呼ばわりされるアネモネが不憫すぎる。
そして、不憫なアネモネちゃんは「だって、デューイが望んでいるんだもの」と、あれだけ嫌がっていた薬を自ら打って出撃。ドミニクとの、気持ちのすれ違いが痛すぎる。アネモネ・ドミニクはそろそろ離反する頃だと思うのですが、まだなのかな。それとも、アネモネには悲劇しか待ってない?
ゾーンを突破出来ないモノ
ニルヴァーシュを追ってグレーとウォールに突入するも、ゾーンを突破できなかったアネモネ。その際に彼女が見た幻影が、彼女という存在の正体を物語っているような気がしますね。サクヤに言及されなかったり、薬品投与が必要だったりと、純粋な人型コーラリアンとは明らかに違うアネモネ。彼女は元々人間だったんじゃないかな。人類をコピーすることすら可能というスカブコーラルの能力から考えると、地球の人間のコピーと取れそうですが、それだと大地から生まれていなきゃいけないわけで(サクヤが言及しなかったのも不自然)。無理矢理コーラリアン的な性質を持たされたと考えた方が自然かもしれません。人型コーラリアンと人間は割と近しい構造を持っているようですからね(子供が出来る発言)。何にせよ、エウレカと対の首輪がキーかな。
クテ級コーラリアン、再び
時間列が滅茶苦茶になってますが、ご勘弁を。クテ級現出によって、またもやジェノサイドが。抗体コーラリアンを拝むヴォダラクの人々も、容赦なしです。うへえ。
気になったのは、エウレカとアネモネがコーラリアン現出に頭痛を感じているのに、サクヤは痛みを感じていなかった点。サクヤになくて、エウレカ・アネモネにあるものといえば、首輪。サクヤの体の変化(スカブコーラル化?)が差に現われたとも考えられますが、やっぱり首輪が気になりますね。
「この先何かあったら、サブシートの裏のスペースにおいてあるものを使え。それは俺が使うより、お前にふさわしいものだ」
909に見事なダイブを決めたり、アネモネと対決したりと、八面六臂な活躍を見せてくれたホランド。さて、サブシートの裏に置いてある物とはチャールズのライフル銃のことでしょうね。はてさて、ライフルの銃口は誰に向けられるのか。重い展開が待っていそうです。
それにしても実に四十話ぶりに登場したCFS(コンパクフィードバックシステム)。もう二度と出てこないと思ってましたよ(苦笑)しかぁし、CFS発動するも909はおしゃかに。今週が最後の花道でしたね。ちなみにLFOのコックピットは背部にあるので下半身が千切られようが頭部が吹き飛ばされようが、コックピットには関係ないです。衝撃で死ぬことはあるでしょうけどね。ともかく、どっかのアニメみたいに「コックピットを貫かれても、へっちゃらさ!」みたいな糞演出とは違うわけです。ホランドの生死をいたずらに引っ張らなかったのも好感。
さてさて、そんなことよりも「子供を送り出す大人たち」的な構図が素晴らしかったですね。物語楷書当初はホランドもタルホもアダルトチルドレンだったのに、いつの間にか「お兄さん(お父さんじゃないよ?)」と「お母さん」みたいになっちゃって。キャラクターの変化をここまで見事に描く作品も、なかなかないんじゃないでしょうか。
「行こう。行こう、エウレカ。皆のために!」
グレートウォールへ。ゾーンの向こう側で、並んで歩くノルブとサクヤが幸せそうで何より。恐らく二人の肉体は失われたのでしょうが、これはこれで一つの幸せの形なのかな。
「でも私、怖くない。レントンと一緒なら」
グレートウォールの向こう側には、地球があった。衝撃の事実が発覚!ですね。しかし、これで数々の謎に答えが出たことになります。
まず、スカブコーラルが飛来してきた・後からやって来たというデューイの言葉。仮にスカブコーラルが後からやって来たとして、それ以前に存在した人間の文明がないのは不自然とコメントで書いたりしたのですが、全然不自然じゃありませんでしたね。
なぜなら、今回の話によって「地球にスカブコーラル飛来→何割かの人類は避難or外宇宙探索に出ていた人類が地球に帰還したが既にスカブコーラルに地球が乗っ取られていた→真実を隠して、地球を約束の地に仕立て上げた」という仮説がたてられるようになったからです。これなら、「後から来て大きな顔をしている」発言の裏も取れますし、スカブコーラル飛来以前の文明の遺跡がないのも頷けます。
また、デューイが地球文明のミニチュアを見ていたのは、スカブコーラルが地球を覆い尽くしていることの暗示だったと思われます。
イメージしにくい方は卵を連想すればいいかと。卵の殻がスカブコーラルで、中身が地球。
他にも今回の地球に関しての意見はあるでしょうけど、OPの「約束の地→地球へ」というアニメーションを見ると、「スカブコーラルが地球を覆っている」と考えた方がしっくりきます。まぁ、これから出される解答待ちですね。それでは、また来週~
ただ、今回の展開は設定に惑わされしなければOPでモロネタバレしてるんですよね。だから、「ああ、こっちで来たのか」と思った程度。設定には、見事に騙されましたが……
ではでは、いつものようにゆっくりまったりいきましょう。
塔の結界
塔を守護するために使われていたという、サクヤの力。塔を守護する理由は、自分を守るためとも取れますが、ノルブとサクヤがあの塔でゾーンを突破しようとしたことを考えると、塔自体に何らかの意味がありそうですね。もう明かされる気配はありませんが(笑)
ポロロッカ
ポロロッカとは、アマゾン川を逆流する潮流のことらしいです。大波が来るので、サーファーは大喜びだとか。リフ(波乗り)にかけたネーミングですね。さてさて、そのポロロッカは「グレートウォールに張られた結界を一時的に反転させる」ことを指しているようです。先週の「キスでゾーン突破

「お前たちに出会えて、嬉しかった。人と人との出会いは突然だ。だが出会いで人は変わり、進んでいく。別れもまたしかり。だがその突然に戸惑ってはならない」
そして、ポロロッカを起こすためにノルブはレントンたちと別れることに。今までの生臭坊主の面影は何処へやら、先達として、しっかりアドバイスしてますね。ただ、ノルブはサクヤ関連以外のことではどうにも人間味に欠けているところがあり、「俺たちには欠けていて、お前たちは持ち合わせているものがあるんだよな」とうシーンではニルヴァーシュのみを見ていたという始末。サクヤとノルブに足りなかったものは、外界との接触(経験)人間としての感情経験だと思うのですが、その現実には気づいていないみたい。サクヤが、エウレカチルドレンとニルヴァーシュを見て、「羨ましい」と呟いたとのは対照的。この物語では、女性陣の方が人格者として描かれていますねぇ。確かに男はいくにつなっても餓鬼なトコがありますけど(苦笑)
「ね、見て。これ。マイブック、四十年分真っ白。だけど、それ以外は……」
「サクヤ」
「やっと呼んでくれたね」
「私、ずっと待ってたんだから」
「始めよう、あの子達のために」
「そして、私達のために」
サクヤ(涙)! この二人、ずるいよ。こんなにラブラブ光線出されたら、泣くしかないじゃないか! しかも、そこはかとなくレントンやエウレカへの愛情が滲み出ていて、それがまた泣かせるんだ。エウレカはサブキャラの描き方が上手いなぁ、やっぱり。そうそう、アネモネ好きの方が多いのですが、あれだけエキセントリックな性格なキャラを作ったのは「掘り下げる時間がないor掘り下げなくてもいい」ためなので、アネモネファンが満足することは今後もなさそう(苦笑。もうちょっとマイルドな性格だったらよかったんですけどねぇ。それだと今ほどの人気にはならなかっただろうし。かといって、下手に掘り下げればエウレカが食われちゃうし。アネモネは色々な意味で可愛そうな子ですな。どうでもいいことなんですが、誰もこの辺りのバランスについて突っ込まないので一応、書いておきました。
「ジ・エンドを向かわせろ。奴らよりも先に、アレを送り込むのだ」
久々登場のアゲハ隊。同胞の安否を気遣う彼らに、ちょっち違和感。キャラ立てが上手いサブキャラがいる一方で、下手くそなサブキャラもいくらかいて、アゲハ隊はその顕著な例ですね。
それはともかくとして、モンスーノのトランスモデルって出ないんですかね?
じゃ、なかった。この期に及んでも、アレ呼ばわりされるアネモネが不憫すぎる。
そして、不憫なアネモネちゃんは「だって、デューイが望んでいるんだもの」と、あれだけ嫌がっていた薬を自ら打って出撃。ドミニクとの、気持ちのすれ違いが痛すぎる。アネモネ・ドミニクはそろそろ離反する頃だと思うのですが、まだなのかな。それとも、アネモネには悲劇しか待ってない?
ゾーンを突破出来ないモノ
ニルヴァーシュを追ってグレーとウォールに突入するも、ゾーンを突破できなかったアネモネ。その際に彼女が見た幻影が、彼女という存在の正体を物語っているような気がしますね。サクヤに言及されなかったり、薬品投与が必要だったりと、純粋な人型コーラリアンとは明らかに違うアネモネ。彼女は元々人間だったんじゃないかな。人類をコピーすることすら可能というスカブコーラルの能力から考えると、地球の人間のコピーと取れそうですが、それだと大地から生まれていなきゃいけないわけで(サクヤが言及しなかったのも不自然)。無理矢理コーラリアン的な性質を持たされたと考えた方が自然かもしれません。人型コーラリアンと人間は割と近しい構造を持っているようですからね(子供が出来る発言)。何にせよ、エウレカと対の首輪がキーかな。
クテ級コーラリアン、再び
時間列が滅茶苦茶になってますが、ご勘弁を。クテ級現出によって、またもやジェノサイドが。抗体コーラリアンを拝むヴォダラクの人々も、容赦なしです。うへえ。
気になったのは、エウレカとアネモネがコーラリアン現出に頭痛を感じているのに、サクヤは痛みを感じていなかった点。サクヤになくて、エウレカ・アネモネにあるものといえば、首輪。サクヤの体の変化(スカブコーラル化?)が差に現われたとも考えられますが、やっぱり首輪が気になりますね。
「この先何かあったら、サブシートの裏のスペースにおいてあるものを使え。それは俺が使うより、お前にふさわしいものだ」
909に見事なダイブを決めたり、アネモネと対決したりと、八面六臂な活躍を見せてくれたホランド。さて、サブシートの裏に置いてある物とはチャールズのライフル銃のことでしょうね。はてさて、ライフルの銃口は誰に向けられるのか。重い展開が待っていそうです。
それにしても実に四十話ぶりに登場したCFS(コンパクフィードバックシステム)。もう二度と出てこないと思ってましたよ(苦笑)しかぁし、CFS発動するも909はおしゃかに。今週が最後の花道でしたね。ちなみにLFOのコックピットは背部にあるので下半身が千切られようが頭部が吹き飛ばされようが、コックピットには関係ないです。衝撃で死ぬことはあるでしょうけどね。ともかく、どっかのアニメみたいに「コックピットを貫かれても、へっちゃらさ!」みたいな糞演出とは違うわけです。ホランドの生死をいたずらに引っ張らなかったのも好感。
さてさて、そんなことよりも「子供を送り出す大人たち」的な構図が素晴らしかったですね。物語楷書当初はホランドもタルホもアダルトチルドレンだったのに、いつの間にか「お兄さん(お父さんじゃないよ?)」と「お母さん」みたいになっちゃって。キャラクターの変化をここまで見事に描く作品も、なかなかないんじゃないでしょうか。
「行こう。行こう、エウレカ。皆のために!」
グレートウォールへ。ゾーンの向こう側で、並んで歩くノルブとサクヤが幸せそうで何より。恐らく二人の肉体は失われたのでしょうが、これはこれで一つの幸せの形なのかな。
「でも私、怖くない。レントンと一緒なら」
グレートウォールの向こう側には、地球があった。衝撃の事実が発覚!ですね。しかし、これで数々の謎に答えが出たことになります。
まず、スカブコーラルが飛来してきた・後からやって来たというデューイの言葉。仮にスカブコーラルが後からやって来たとして、それ以前に存在した人間の文明がないのは不自然とコメントで書いたりしたのですが、全然不自然じゃありませんでしたね。
なぜなら、今回の話によって「地球にスカブコーラル飛来→何割かの人類は避難or外宇宙探索に出ていた人類が地球に帰還したが既にスカブコーラルに地球が乗っ取られていた→真実を隠して、地球を約束の地に仕立て上げた」という仮説がたてられるようになったからです。これなら、「後から来て大きな顔をしている」発言の裏も取れますし、スカブコーラル飛来以前の文明の遺跡がないのも頷けます。
また、デューイが地球文明のミニチュアを見ていたのは、スカブコーラルが地球を覆い尽くしていることの暗示だったと思われます。
イメージしにくい方は卵を連想すればいいかと。卵の殻がスカブコーラルで、中身が地球。
他にも今回の地球に関しての意見はあるでしょうけど、OPの「約束の地→地球へ」というアニメーションを見ると、「スカブコーラルが地球を覆っている」と考えた方がしっくりきます。まぁ、これから出される解答待ちですね。それでは、また来週~
スポンサーサイト
テーマ : 交響詩篇 エウレカセブン
ジャンル : アニメ・コミック