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今月の本vol.12 今年、ラスト

 例の。

1.ハリーポッターと賢者の石(携帯版)



 はいそこ、今更とか言わない。アズカバンの囚人までは映画で見て、それ以降は原作という奇妙な入り方をしているので、賢者の石を本で読んだのは初めてなのですよ。私個人としては選民思想の滲み出るハリポタはそれほど好きではないのですが(マグルって、かなり侮辱的な単語ですよね。イエローモンキーと同レベル)、やっぱりベストセラーになるだけはあるなと。どん底にいる主人公が皆に認めらてという定番の道筋ではありますが、それを想像力溢れる魔法で彩ったことで、何ともまあ華やかな物語に。映像面では映画に劣りますが、一つのドラマとして見た場合には原作の方が完成度高し。映画も、もちろん単品で成立して入るのだけど、原作を読んでいると副読本的な存在になってしまいますねぇ。
 炎のゴブレットなんかは、原作読んでないとチンプンカンプンですし。
 ともあれ、携帯版なら値段もリーズナブルですし、読んでいる最中に手が疲れるなんてこともないので、ハリポタ入門書としておススメです。

2.学校の階段



 学校の階段をひたすら走るというライトノベル。いや、マジで。その奇天烈なコンセプトが気に入って購入。馬鹿馬鹿しいながらも、〝階段部〟を徹底的に描いたのは凄い。この人意外には出来ない芸当なんじゃないでしょうか。そりゃあまあ、お話の出来はそれほどよくはありませんが、どう足掻いても商品になりそうにないコンセプトで売り物にしてしまったという点に敬意を表して、今月のおススメ第二位。
 続きが出ているみたいですが……まぁ、一巻だけでお腹いっぱいかな(笑)

3.半分の月がのぼる空



 アニメ・ドラマ化されたライトノベル。雰囲気のある文体でフツーのお話を描いた、ライトノベルにしては珍しい作品。純文学の要素をライトノベル用にチューンしたという感じで、ライトノベル読み以外にはあまり受けないかもというのが、率直な感想。ライトノベルばかり読んでて、これを読まされたら、そりゃあもう新鮮かつ面白くてたまらないのでしょうが……
 ただ、こういう物語を受け入れられるだけの土壌がライトノベルの購買層に築かれているという点では安心しました。変化球ばかりのライトノベル業界って、やっぱり何処かいびつですからね。学校の階段とか(笑)今後も、こういったフツーの作品を丹念にライトノベル用にチューンしたものが出てくると、ライトノベル業界的にも新しい道が開けていいのではないでしょうか。
 続刊は買わなくてもいいかな。これ単体でも十分だと思います。ヒットしたからって、何でもかんでもシリーズ化するのはライトノベル業界のみならず、ありとあらゆる創作業界の悪癖ですな。一作目で終わらせるべき作品ってのは確実にあるわけで、これとか学校の階段とかはそれに該当します。田村くんシリーズぐらい、すぱっと終わらせるのが理想的なシリーズ展開なんじゃないかなぁ。

4.4TEEN



 石田衣良の直木賞受賞作。短編連作集デス。一つ一つの設定やエピソードが面白いながらも、それがまったく後々の展開に生きてこない、困ったちゃん。エピソード一つ一つは悪くないんですけどねぇ。短編連作という形式ではあるけれど、独立した短編が詰まっていると見た方がよいかと。

5.ルージュ・ノワール 池袋ウェストゲートパーク外伝



 IWGP外伝。外伝とつけなくとも、それ単体として成り立っている作品ですが、明らかにプロット立ててないだろな展開が多すぎて……ちょっと。主人公の能力がまったく生きてこないのは何の冗談かと思っちゃいましたよ^^;4TEENでも感じたんですが、この人は設定の扱い方が適当すぎ。主人公の能力を最後のギャンブルシーンで使わずに、一体いつ使うってんだ(苦笑)去年の今頃読んでいたマルドゥックに比べると、ギャンブルシーンの迫力も遥かに見劣ります。
 面白い表現や軟らかな文体はもう存分に味わったから、この人の作品はもういいかな。波の上の魔術師レベルの作品には、もう出会えそうにないし。

 そんなこんなで、今年の備忘録はオシマイ。今年はライトノベルの収穫が多かったかな。長年手を出してこなかったマリみてとか(笑)アレはもう、荊の森で満足しちゃってそれ以降はストップしているのですが。あと、ダン・ブラウンのラングドンシリーズもそこそこ収穫だったかな。備忘録を見返してみると、今年前半のほうがイイ本を読んでいたなぁという印象でした。後半はちょっとシリーズモノとか読みすぎで、偏りが見られますな。ライトノベルの比率は、今が理想的。これ以上増えると、ちょっとバランス悪し。

 アニメしか見ていないのに偉ぶってアニメを批評するのはナンセンスだし、アニメも見ないくせにアニメを馬鹿にするのも同じくナンセンス。映画を見もしないのは、もっと駄目。同じようにライトノベルしか読まないのも、一般文芸しか読まないのも、私には非常にバランスが悪いように見えるのです。自分の好きなジャンルばかりに目を向けていると、自然と視野が狭くなってしまうんですよね。
 だからまあ、ライトノベルしか読まない人には一般文芸にも手を出して欲しいし、逆もまた然り。ジャンルの垣根を越えて、面白い本はゴロゴロしているので、それを探す手助けにちょっとでもなれば幸いです。

 ……読む本が大体、発売からかなり経っているけど。
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