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THE NEW AVENGERS #26

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 ヴェンジャーズ。かつて、地球最強のヒーローチームと呼ばれていた彼らは、仲間の一人であるスカーレット・ウィッチの暴走により、壊滅に追い込まれた。アントマン、ヴィジョン、そしてホークアイ。多くの人間がスカーレット・ウィッチ――ワンダ・ワキシモフに命を奪われた。それは、ワンダの心に刻まれた深い悲しみゆえのものであった。
 アヴェンジャーズ壊滅から半年後、ワンダは再び力を振るう。現実を思いのままに改変する彼女の魔力は、マグニートーをミュータントの主と崇める、〝誰も傷つくことのない〟理想郷を生み出した。だが、現実の記憶を保ったウルヴァリンとレイラ・ミラーによって、世界は元の姿を取り戻すことになる。
 後にMデイと呼ばれるその日、アヴェンジャーズマンションには死んだはずのホークアイのコスチュームと矢が残されていた――

THE NEW AVENGERS #26

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 現実世界、そしてワンダが創り出した世界(House Of M参照のこと)でも彼女に殺されたホークアイは、崩壊したアヴェンジャーズマンションの前で目を覚ます。そこには、HoM世界で仲間たちに知らされた自分の死亡記事が残されていた。ホークアイは、すべてが真実であったことを悟る。
 自分がスカーレットウィッチに二度殺され、何故か今また蘇らされたことを
 コスチュームを脱ぎ捨て、新聞記事を矢で射ると、ホークアイはマンションから立ち去った。

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「突然の訪問、お許しください、ドクター・ストレンジ。少し、お話をしても?」
 ホークアイが訪れたのは、魔術のエキスパート、ドクター・ストレンジの館だった。ホークアイはそこで、ドクターから自分が正真正銘、この世界に存在していることを知らされる。ワンダが創り出した虚像ではなく、肉体を持った人間としてホークアイは完全な復活を遂げていた。

ホークアイ「ここに来る前、新聞を読んできたんです。ミュータントなんていらない? ワンダは本当にミュータントを殺したんですか?」
ストレンジ「そうだ」
ホークアイ「そして、俺を二度も殺した。一度じゃない、二度だ
ストレンジ「だが、君はもう大丈夫だろう」
ホークアイ「彼女はどこにいるんです、ドクター?」
 ストレンジの答えは、「彼女の力を最早感じられない」というものだった。ワンダが力を失っただけなのか、それともこの世界から消えてしまったのか
 アヴェンジャーズの皆を安心させてはどうだねとストレンジに言われるホークアイだが、自分の身に何が起きたのか明らかにするまでは会うまいと決心していた。ワンダと、話をする必要があるのだと

ストレンジ「もし奇跡的に彼女を見つけたとして……君の気が晴れるとは思えない。いや、むしろ、悪くなる一方だろう。真実を知らぬ方がいいこともある。それとも、復讐がしたいかね? それはまた、別次元の話だ」
ホークアイ「俺は知る必要がある。どうして、彼女は……」
 ホークアイはWUNDAGORE山脈を目指し、館を後にする。その山脈は、ワンダが双子を生んだ場所だった

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 WUNDAGOREで、ホークアイはスリに襲われた女性を助ける。その女性は、スカーレット・ウィッチ……ワンダ・マキシモフに瓜二つだった。ホークアイはショックを受け、その場で気を失ってしまう。
 目覚めたホークアイを迎えたのは、先ほどの女性だった。高山病にかかったホークアイを介抱するため、彼女は自宅に連れ帰ったのだった。「アガサ叔母さんが寝ているから、静かにしてね」、そうホークアイに言い聞かせる女性は、彼のことなど何も知らないようだった。(アガサは、ワンダの魔術の師である)

女性「あなたは、アメリカ人?」
ホークアイ「ああ」
女性「こんなところに何をしに来たのかしら?」
ホークアイ「友人を……探しているんだ」
女性「〝彼ら〟の名前は? きっと、私の知り合いだわ」
ホークアイ「その前に君の名前を教えてくれないか?」
女性「ワンダ・マキシモフよ

 ワンダと名乗った女性は、生まれた時からこの土地で暮らしているのだという。家族は、叔母のアガサだけ。世間から隔絶された生活を送る彼女はマスコミをまったく信用せず、世界で何が起こったかも知らなかった。まるで、自分の殻に閉じこもる子供のように。House Of Mの最中、一人で子供たちと戯れていたように、ワンダは現実から目を反らし続けていた

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ホークアイ「アヴェンジャーズのことは知っているだろう?」
ワンダ「アメリカのスーパーヒーローでしたっけ? 彼ら、大勢いるから、覚えていられないわ。あ、そうだ。あなた、知ってるかしら? 彼らは一度ここに来たことがあるのよ。私たちには関係のないことだったけれど」
ホークアイ「彼らの一人が、仲間を裏切ったんだ」
ワンダ「それは大変ね。彼らは無事なの?
ホークアイ「いいや。無事じゃない」
 ホークアイは頭を抱える。どうしていいのか、まったくわからなかった。
ワンダ「大丈夫? その、あなたの友達の名前を教えて。私、多分〝彼女〟を知っているわ。あなたを彼女の元に案内してあげられる」
ホークアイ「彼女はここにはいないさ」
 ホークアイは、思考が次第に麻痺していくのを感じていた。自分がここに何をしにきたのか、思考が焦点を結ばない。決着をつけるために……かろうじて呟くホークアイは、ストレンジの言葉が正しかったことを知る。
 気が晴れるどころか、これでは……

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ワンダ「私……もし私とあなたが同じように感じているなら、少しでも気が楽になるのなら、〝そうしたい〟と思うのなら……しましょう。あなたの旅も、きっと無駄じゃないわ。あなたは私のヒーローになったんですもの

 ワンダに誘われるまま、ホークアイは唇を重ねる。

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 一晩明けて。ワンダの横で目覚めたホークアイは、吸い寄せられるように隣の部屋のドアノブに手をかける。アガサ叔母さんが寝ているとワンダが言っていた部屋だ。ホークアイの脳裏に、ストレンジの言葉が蘇る。
 ……もし奇跡的に彼女を見つけたとして……君の気が晴れるとは思えない。いや、むしろ、悪くなる一方だろう。真実を知らぬ方がいいこともある。

 ホークアイはドアから後ずさる。アガサ叔母さんは、本当に存在しているのか? 昨晩抱いていた女――ワンダは未だ、夢の中。
 どうして自分は殺され、二度も蘇ることになったのか、何も分からぬまま、ホークアイは家を後にした……

to be continued the new avengers #27




 ホークアイ復活のお話でした。シビルウォーのタイインタイトルではありません。マーヴェルの予告どおり、ワンダとホークアイの二人が帰ってきたわけですが……う~む、これは事実上の引退宣言? この話の後、ホークアイがアヴェンジャーズに復帰するとはちと考えにくいような。ワンダはワンダで、完全に記憶を封印してしまっているし。
 ワンダといえば、台詞が結構不気味なんです。ホークアイが人を探していると言っただけなのに、〝彼ら〟のことを知っている→〝彼女〟を知っていると、どんどん台詞が変遷していくんですわ。こ、こわっ(笑)
 絵画を思わせるアートと相まって、不思議な雰囲気のエピソードでした。

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テーマ : アメコミ
ジャンル : サブカル

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今回のは絵柄がストーリーとマッチしてる
のもあって、凄く魅力的ですね。
ストーリーそのものは「トワイライトゾーン」
かと思うような不思議な感じだし。

 そうなんです、アートがいいんですよ~
 最近のニューアヴェンジャーズはキャラクターごとに焦点を当てる短編連作形式になっていて、それぞれのお話でペンシラーが違うので、見ているだけでも結構楽しいのですw

 原作はもっと妙な空気を醸し出しているのですが、さすがに文章で表現しきることは出来ませんでした^^;
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