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ディパーテッド

 ンファナル・アフェアのリメイク作品・ディパーテッドがアカデミー作品賞を受賞。

 ……え~? 嘘でしょという感想しか出てこないのですが。
 つい先日、ディパーテッドを見に行ったのですけど、インファナル・アフェアより1ランクは確実に劣る作品でしたよ。アジア特有の汗臭さもなければ、一瞬の邂逅が二人の男にもたらす切なさもない。舞台設定に込められた意味も薄すぎるし、小道具の使い方も、さもありなん。トニー・レオン(ディカプリオ)がアンディ・ラウ(マッド・デイモン)の正体を暴くために、彼の妻に送る録音テープは、トニー・レオンがアンディ・ラウに売りつけたオーディオ機器でテープが再生されるってとこに皮肉さと哀しさがあるのであって、ただ単にテープを使えっていいものじゃない。
 他にも、封筒の名前書き間違えは、トニーが学力を偽っている+アンディ・ラウがその封筒を持っているってところに面白さがあるわけで。「封筒を持っているから、デイモンは黒だぜ。HAHAHA!」な、単純な作りにされても困るわけですよ。
 これを筆頭に、インファナル・アフェアが小道具にこめた意味も理解せずに「原作に出てきたから使えばいいんじゃね」的な適当すぎるノリがちらほらと見え隠れしています。インファナル・アフェアを真面目に見てないだろ、スコセッシと糾弾してもいいくらい。

 一番致命的なのは、アンディ・ラウが無間に続く地獄に足を踏み入れたまま抜け出せなくなる(3では死んじゃったけど。個人的に3は……)という、インファナル・アフェアの根底に流れる「無間地獄」の要素が、すっぽり抜け落ちちゃっているところ色んな人間を殺しまくって、それでも善人になりたい男が警官で居続けるところに、何ともいえない苦しさと哀愁があるっていうのに。

 唯一、ディパーテッドが勝っている点があるとしたら、精神科医と二人の潜入の三角関係かな。アレはいい処理方法だったと思います。でも、致命的なミスをカバーするには至らず。

 何と言いますか、こんな大雑把な作りの作品がアカデミーとは……と、頭が痛くなってしまいます。例年と比べても、明らかにレベルが低いと思うのですが。もっとも、アカデミー会員はインファナル・アフェアの存在を殆ど知らないようで……それなら、ディパーテッドの評価も納得できるのですが、一方でインファナル・アフェアすら見てないのかよと落胆してしまうわけで。

 いやー、今年のアカデミーは酷かった! アカデミー賞授賞式を見るようになってから四年近く経つけど、こんなに落胆させられたのは初めてですよ。

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テーマ : 第79回アカデミー賞
ジャンル : 映画

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